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服部慎一郎六段→七段、ついに勝率9割 3期連続昇級でB級1組へ 年度最高勝率更新「まだ…」【第83期将棋名人戦・B級2組順位戦】=北野新太撮影

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3期連続昇級となった服部慎一郎新七段=2025年2月5日午後5時18分、名古屋将棋対局場、北野新太撮影

 将棋の第83期名人戦・B級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の9回戦(通称・ラス前)の13局が5日、東名阪で一斉に指され、服部慎一郎六段(25)が勝利し、8勝1敗として最終10回戦を残してB級1組への昇級を決めた。規定により同日付で七段に昇段した。

 名古屋将棋対局場で藤井猛九段(54)に勝ち、昇級を決めた服部新七段は前々期のC級2組、前期のC級1組に続いて3期連続昇級となった。「シンプルにうれしく思います。今期は力戦のねじり合いが多くて、厳しいと思っていましたけど、自分の持ち味も出せて手応えを感じました。連続で上がっていけていることはうれしいです」

 本局の勝利で今期通算36勝4敗とし、年度勝率9割に乗った。中原誠十六世名人が1967年度に記録した歴代最高の年度勝率8割5分5厘(47勝8敗)の更新への期待が懸かる。「まだ1カ月半あります。一局負けると勝率は下がるので、温かく見守っていただけたら」。11日には第18回朝日杯将棋オープン戦の準決勝・決勝に臨む。

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